コモディティへの投資〜リスクヘッジでさらに資産を増やす

 はじめに

みなさんの資産形成は順調でしょうか。

 

2022年3月現在、世界ではロシアVS.ウクライナ(西洋諸国)の構図の戦争状態となっています。

ロシアはウクライナに侵攻し、民間人にも被害が出ています。

日本からすればほぼ世界の反対側のことで、関係ないことと思われますがそんなことはありません。

 

戦争が起きていること以外にもさまざまな問題が関係しています。

私はこの戦争が始まってからコモディティETFを購入しました。

なぜ今回コモディティETFを購入したかを話してみようと思います。

そのためにまずコモディティ投資とは何かを考えてみたいと思います。

 

よんでいただければ幸いです。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

コモディティとは

普段の会話ではコモディティという単語が出てくることはないでしょう。

私も友人や家族との話で使ったことはありません。

 

コモディティとは日本語で「商品・日用品」という意味です。

一般的な意味で投資用語としては商品先物取引が行われるもののことを指します。

これに投資することをコモディティ投資といいます。

 

具体的なコモディティとしては

農作物:とうもろこし、小麦、

貴金属:金、銀、銅、プラチナ

エネルギー:天然ガス、石炭、石油

このようなものがあります。

農作物 貴金属 エネルギー

とうもろこし

小麦

大豆

など

アルミニウム

など

天然ガス

原油

石炭

など

 

 

 

コモディティ投資のメリット・デメリット

コモディティ投資のメリット・デメリットを考えてみましょう。

まずはメリットです。

  1. 分散効果がある
  2. インフレに強い

 

続いてデメリットです。

  1. 価格変動が予測しづらい
  2. インカムゲインがない

それぞれみていきましょう。

 

 

メリット

1.分散効果がある

コモディティの価格変動要因は株式市場と異なります。

 

例えば、小麦の価格は天候による生産量の差で生まれます。

災害で生産量が減れば価格は上昇します。逆に豊作であれば価格は低下します。

 

他には貴金属で言えば『有事の金』といわれることもあります。

金はコモディティとしての価値もありますが、通貨としての価値もあります。

株式や債券は破綻するリスクがあります。不動産は倒壊・老朽化で価値の減少があります。

しかし金はそれ自体に価値があります。また価値は普遍的です。

国家は対外通貨として金を備蓄しています。金は「世界で共通して価値のある資産」という認識なのです。

 

下の図は長期の金価格のチャートになります。

世界中でさまざまな問題が生じていますが、その際に上昇していることがわかるかと思います。

  • イラン・イラク戦争
  • サブプライムローン問題
  • リーマンショック
  • イギリスのEU離脱問題

 

出典:東京証券取引所

株式投資と組み合わせるとリスクヘッジの効果が期待できます。

 

2.インフレに強い

インフレでは現金の価値は下落し、相対的にモノの価値が上昇します。

インフレになると今まで100円で購入できたものが110円出さなければ購入できなくなります。

 

インフレとデフレ、金融指標に変化をもたらす|経済|全国海外|京都新聞 ON BUSINESS

出典:京都新聞 ON BUSINESS

 

コモディティ(商品)もモノの一種なので、インフレになると価格が上昇する傾向があります。

価格が上昇するということは 利益が生まれる可能性がある ということです。

 

 

デメリット

1.価格変動が予測しづらい

先述したようにコモディティ(商品)の価格変動要因は様々です。

また小麦を例にしてみましょう。

農作物は天候に左右されます。

天候不順で生産量が減少して需要が変わらなければ、価格は上昇します。

逆に供給を増やしてもあまり消費されなければ価格は安くなり利益は少なくなります。

特に天候は完璧には予想できないので価格変動は予想しにくいと言えます。

 

2.インカムゲインがない

インカムゲインとは投資商品を保有している期間に定期的に還元される利益のことです。

株式投資でいう配当です。

コモディティ投資では売買差益による利益であるキャピタルゲインのみとなります。

 

これはコモディティ自体への投資へのお話です。

コモディティ投資の方法として投資信託やETFを使うのがあります。

この場合はインカムゲインも狙うことができます。

 

🔵閑話休題🔵

金に投資するのではなく、金鉱株に投資する

原油に投資するのではなく、原油生産企業に投資する

小麦に投資するのではなく、農業機械を扱う企業に投資する

株式投資になりますがコモディティと関連する企業もあります。

コモディティが上昇すると見越してこれらのような企業に投資する方法もあります。

 

 

コモディティ投資の方法

主に方法としては3つあります。

  1. 現物投資
  2. ETFや投資信託への投資
  3. CFD投資

 

1.現物投資

金などは現物で持つことが可能です。

金には商品としての価値もある一方、宝飾品などの商品としても利用価値があります。

 

しかしデメリットとして実際に持つとなると管理が大変になります。

 重い、盗難の可能性など管理上の問題があります。 

 

 

2.ETFや投資信託で保有する

この場合は証券会社を通して保有することになります。

株式や投資信託だとデータ上で管理することになります。

 

またインカムゲインも狙うことも可能です。

 

 

3.CFD投資をする

CFD投資とは差金決済取引のことを言います。

これは価格にのみ注目して投資する方法になります。

価格が今後上昇するか下落するかを考えて差額で利益を出す方法です。

 

通常「買い」を行う投資方法に加えて「売り」から始めることができます。

価格が上昇すると予想して購入する「買い」に対しての、価値が下落すると予想して「売り」から入ることも可能です。

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか

コモディティ投資はあまり馴染みのないものかもしれません。

しかし長い人生を考えるとリスクを分散させる意味でも学ぶ価値はあります。

 

コモディティ投資の メリット・デメリット 

メリット デメリット

分散効果がある

インフレに強い

価格変動が予想しずらい

インカムゲインがない

 

コモディティ投資の 方法 

  1. 現物取引
  2. ETFや投資信託
  3. CFD

 

最初はわかりませんが、少しずつ勉強していきましょう。

読んでいただきありがとうございました。

 

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