進撃のshopify~ECサイトにもたらされる革命
はじめに
みなさんはShopifyについてご存じでしょうか。
ECサイトのプラットフォームを提供する企業になります。
ECサイトとはネット販売のことでAmazonや楽天などのサイトが有名です。
それらとは別のECサイトの形としてShopifyが出てきました。
Shopifyがどのようなものなのか見ていきましょう。
読んでいただければさいわいです。
ビジネスモデル
ShopifyとはECサイトのプラットフォームの開発・運営を提供する企業です。
世界175か国100万店舗に導入されています。
ECサイトを持つためには自分たちで全て準備する必要がありました。
- サーバー
- サイトの編集
- 決済処理
- 在庫管理
- サイトのセキュリティ
- SEO対策
※SEO:Search Engine Optimization 検索エンジン最適化
Googleなどの検索エンジンで検索されて表示されること。上位である方が優位
ECサイトをするとなると
商売をしながらサイトの立ち上げに時間がかかっていました。
そこでShopifyはサブスクリプション型のプラットフォームをつくりました。
Shopifyでアカウントを作成して、商品を並べるだけでECサイトを持つことができるようになりました。
ベーシックモデルで月額29ドルから始めることができます。
公式ストアにある「テーマ」を使って高品質なデザインを使うことができます。
また公開されている「アプリ」を購入すれば欲しい機能も追加できます。
これにより企業は今までよりも簡単にECサイトを始めることができるようになりました。
大企業であれば、サイトの設立は外部発注で済ませることもできます。
しかし小規模企業にはそのような余裕はありません。
そこでShopifyが間に入りました。
Shopifyが小規模企業のECサイトをもつことを簡単にしたのです。
株価の推移
(株価の写真)
コロナショックを背景に急激に伸びていることがわかります。
現在の株価は2015年と比べて55倍になっています。
それほど急成長している企業と言えます。
業績
売上高と営業利益のグラフになります。
コロナショックにより売り上げが急激に伸びています。
それに応じて営業利益も2020年からプラスに転じています。
キャッシュフロー
株主資本が大きく占めています。
投資CFが増えていて、フリーキャッシュフローが大きくなっていることも
これからも設備投資などにお金を投じて企業拡大が考えられています。
営業CFはやっとプラスに転じたところなので
これから安定性が出てくると考えられます。
2017年 | 2021年第1四半期 | |
収益 | 6億7,330万ドル | 34億ドル |
フリーキャッシュフロー | (1630万ドル) | 6億1,540万ドル |
Shopifyの企業陣は市場価値を1530億ドルと見積もっています。
この数字は小規模企業のみの数字です。
大企業での利用の数字は含めていません。
そのためさらなる利益の拡大が予想されています。
指標
総資産経常利益率や自己資本利益率は年々上昇しています。
企業はこれからさらに拡大が予想されます。
PERは2021年7月1日時点で563倍とされています。
これは今の株価は利益を回収するためには563年分必要であることを示しています。
非常に割高に市場に見られています。
割高でありますが、これからの成長が望める企業でもあります。
その期待感から高く見られています。
PERは一般的に15倍でそれ以下だと割安と判断されます。
この企業のように割高であるが、よい企業もあります。
割安な企業がよいですが、割高な企業でもしっかり見ることも大切です。
配当性向は?
現在Shopifyは配当を出していません。
今の企業の段階としては配当を出して株主に還元するよりも
設備投資に回してさらに大きい利益を追求する段階です。
配当が出なくてもキャピタルゲインも狙える株式でもあります。
これからの成長が期待して保有するのもいい株式とも言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
Shopifyはコロナショックをきっかけに成長した企業です。
この成長はコロナショックが落ち着いてきたこれからさらに伸びていきます。
この波に乗ることは大切なことです。
企業の特徴を少しずつでも掴んで、市場について理解を深めていきましょう。
読んでいただきありがとうございました。