資産形成のための倹約
みなさんは支出は上手く抑えることができるようになっていますか?
資産形成のために倹約は重要です。
そして節約も重要です。
二つとも同じ意味なんじゃないの?
そう思った方は初めのころの私と同じです。
どういう違いか、そして倹約する意味を考えてみましょう。
節約と倹約
節約:無駄遣いをやめて、切り詰めること
倹約:無駄を省いて、できるだけ出費を抑えること
出典:デジタル大辞泉
ほとんど同じじゃん!
確かに同じように見えますが、ニュアンスの違いです。
節約は切り詰めるとあるので、減らせるものは減らして支出を減らします。
電気代、交通費、交際費などなくせば支出は減らすことができるでしょう。
これらのものを節約しすぎると精神的にストレスになります。
電車で40分かかる場所を毎回自転車で1時間半かけるときや
寒さを感じながらエアコンをつけないで震えているなど
極論ではありますが、それではなんのために節約しているのでしょうか?
資産形成のために生きているわけではないと思います。
幸せに暮らすために資産形成を行うはずです。
目的を間違えて節約をはき違えるのはよくないです。
しかし倹約は無駄なものにはお金を使わないということです。
無駄なものにお金を使わないで、有意義なものにはお金は払うということです。
例えば結婚式でおめでたい雰囲気ではあります。
心から祝福するという意味でお金を出すのは私は有意義だと思います。
しかし節約といってご祝儀を出さないというのも節約でもなく、ケチだと思います。
モノの価値に見合った価格のものにはちゃんとお金をだし、
価値に見合わないものには支払わないことが倹約です。
倹約するメリット
倹約するというのが
無駄なものにお金を使わないということでした。
そうすることでどんなことが起きるでしょうか?
- モノの価値を正確に測ることができるようになる
- 資産形成に使うことができるお金が増える
1.モノの価値を正確に測ることができる
モノの価値を正確に測るとはどういうことでしょうか?
ここでは価格と価値と価値観という言葉を覚えましょう
価値:そのものがもっている本質的なもの
普遍的なもの
価格:ものの値段。お金とのやりとりで交換できるもの。
状況によって変わる
価値観:その人がモノの価値をどのように判断するか
人によって変わる
具体例を挙げてみましょう。
ペットボトルの水があったとします。
飲めば喉を潤すことができます。手を洗うこともできます。
それが5000円で売っていました(価格)
これが水のない砂漠で売っているのか、いつでもペットボトルの水が手に入る環境なのか、状況によって変わるというのはこういうことです。価値を状況によってきめたものが価格です。
この水に対してA君は「安い」、B君は「高すぎて買えないよ」
A君・B君のそれぞれの意見が価値観です。
価値を各個人が考えた評価によるものです。
モノを価格ではなく、価値でみることが
倹約に繋がります。
具体的な例を挙げてみます。
私はドラム式洗濯乾燥機を買いました。
価格は17万円でした。
これを高いと思う人もいるかもしれません。
しかし洗濯乾燥機を導入したことで、
- 洗濯物を干す時間がなくなった
⇒干すために使った時間を他のことに使える
- タオルなど外に干す必要もなくふわふわになった
⇒花粉もつかなくて快適になった
私はこのような価値があると思います。
空いた時間を副業に充てるとさらに収入を増やすことができます。
そうすれば価格以上の価値があるといえます。
なのでこの買い物は安いというのが私の価値観です。
節約ではこの考え方にはならないと思います。
倹約で無駄かどうかを判断するというのが重要なことです。
2.資産形成に使うことができるお金が増える
これは文章のそのままです。
無駄な出費を減らして、月々3万円使えることができるお金が増えたら、
その分を投資に回せば、資産が増えるスピードが速くなります。
また一つの考え方として、1000万円を年利3%で運用したら
約30万円の配当を得ることができます。
仮に倹約で30万円分支出を減らすことができたら、
1000万円分の価値があることをしたのと同じになるのです。
倹約にはそれだけの価値と効果があるのです。
まとめ
資産を築くためには倹約が重要であることをまとめてみました。
価値と価格と価値観も重要な考え方です。
この考え方は資産を買うときでさえ使うことができます。
しっかり理解して、日々の生活に役立ててみましょう!