ETFとは?聞いたことあるけどわからないを解説してみる
みなさんはETFというものを聞いたことがあるでしょうか?
投資について興味を持ったことがある人はきいたことがあるでしょう。
でも具体的にはわからないという人のために
わかりやすく解説してみます。
ETFとは
まずETFとは「Exchange Traded Funds」の頭文字をとったものです。
日本語でいうと上場投資信託と言われています。
簡単に言うと投資信託の商品の一つです。
投資信託といえばインデックス投資があります。
日経平均株価やS&P500のような特定の指数に連動するように
運用されるのがインデックス投資です。
ETFにも特定の指数に連動するインデックスファンドもあります。
「じゃあ普通の投資信託と何が違うの?」
大きな違いとしては「上場」しているかいないかです。
上場していると取引市場で売買されます。
投資信託は1日に1回決まった価格で取引されます。
その日の価格は1日変わりません。
そして取引回数も1日に1度だけです。
ETFは上場しているということは
取引の量によっては価格が変動します。
必要とする人が多ければ価格は上がります。
いらないというひとが増えれば価格は下がります。
価格が変動するとともに、取引の回数も自由です。
1日に何度も売買が可能です。
また上場しているということもあって、信用取引が可能な場合もあります。
ETFのメリット
メリットとしては以下のものがあります。
- 分散投資ができる
- コストが安い
- 何度も取引ができる
- 値動きがわかりやすい。
ひとつずつみてみましょう。
1.分散投資ができる
ETFは様々な指数に連動するように運用されます。
例えば日経平均株価に連動する場合を考えます。
日経平均株価とは、日本経済新聞が東京証券取引所一部に上場している約2000銘柄のなかから、市場流動性(取引量の多さや安定性)の高い225銘柄を抽出し、その株価をもとに算定される指数のことを指します。
日経平均株価に連動する指数に投資するということは225銘柄に投資することをしています。
何も考えずに分散投資ができるのです。
分散投資をする目的を具体的に示してみます。
あなたは100万円持っています。
A社を100万円分買ったとします。
A社の株価が上昇すれば、利益を得ることができますが、株価が下がれば損失を被ります。
ましてやA社が倒産してしまった場合、100万円は完全に失います。
100万円分のETFを買った場合(分散投資)、A社が倒産してしまったとしても100万円のうち占める割合を下げることができます。
分散投資をすることでリスクを抑えることができます。
2.コストが安い
ETFは通常の投資信託よりも手数料が安いです。
楽天証券で、全世界株式の投資信託と全世界株式のETFのVTIを比べてみます。
全世界株式の投資信託の管理費用は0.1144~0.66%です。
全世界株式のETFの管理費用は0.03%です。
投資信託の最低の手数料と比べても3倍の差があります。
仮に両者ともに100万円分もったとすると、
投資信託は約11万円、ETFは3万円の手数料がかかる計算になります。
この値の差は資産形成に大きくかかわります。
手数料はできるだけ低いものの方がよいです。
3.何度も取引ができる
これは上場しているというメリットがあるためと説明しました。
指数に連動しているため、時間によって株価は変動します。
安く買って高く売るということが可能になります。
しかし実際のところは何度も取引をすることは手数料の面で不利になることがあります。
4.値動きがわかりやすい
これも上場しているというところからきます。
例えばS&P500に連動しているETFの場合は
S&P500が下がれば、ETFも下がります。
S&P500はニュースやネットで頻繁に出てくる情報です。
そのため値動きを把握しやすいということがあります。
頑張ってチェックしなくても情報を得やすいです。
まとめ
ETFについてまとめてみました。
ETFはETFのメリットがあります。
正しく理解して資産形成に繋げましょう。