人気のETF!~VOO・VTIを比較してみよう

投資を始めるとETFと聞いたことがあるでしょう。

ETFとは上場投資信託のことを言います。

そのなかでもVOOとVTIは人気なものの2つです。

今回はこの2つのETFを比較してみようと思います。

 

VOOとは

VOOはバンガードS&P 500 ETFのことです。

S&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指しています。

上位銘柄は大型株となっています。

S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、

時価総額加重平均を用いて四半期ごとに保有銘柄のリバランスしています。

 

投資組み入れ銘柄

アップル             6.02

マイクロソフト                          5.46

Amazon                                      4.10

Facebook                                    1.93

アルファベット                          1.89

テスラ                                         1.59

バークシャーハサウェイ           1.44

JPモルガン                                  1.39

ジョンソンエンドジョンソン     1.30

FANG+マイクロソフトだけで全体の20%を占めています。

 

利回り(2021/04/01時点) 1.48%

 

5年間の株価の変化です。

何度か暴落が見られていますが、右上がりに成長しています。

 

出典:Bloomberg

 

〇パフォーマンス

安定してリターンを出しています。

1万ドル持っていた場合の結果は

設立日の2010年から持っていた場合は3万6千ドルになっています。

 

VTI

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF

CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指しています。

米国株式市場全体を投資対象としていて、あらゆる時価総額規模の米国株式を保有しており、3500以上の銘柄にのぼる。

時価総額ベースで比率が決められます。

 

上位組み入れ銘柄(%)

アップル                                        4.74

マイクロソフト                             4.48

Amazon                                         3.37

Facebook                                       1.58

アルファベット                             1.46

テスラ                                           1.31

JPモルガン                                    1.15

バークシャーハサウェイ              1.09

ジョンソンエンドジョンソン      1.06

上位銘柄はVOOと全く同じです。

 

〇配当利回り 1.66%

〇経費率   0.03%

 

〇5年間の株価の変化

出典:Bloomberg

VOOと同様な株価の値動きをしています。

 

〇パフォーマンス

出典:VTI-Vanguard

開始日より1万ドル分保有していた場合

10年後には3万6千ドルになっています。

これはVOOとも同じです。

 

VOOとVTIの比較

  VOO VTI
特徴 S&P500に連動するように運用される 全米の株式銘柄の平均に連動するように運用される
経費率 0.03% 0.03%
10年間トータルリターン 13.8% 13.7%
     

 

 

出典:Bloomberg

 

直近5年間の株価の変化率です。

オレンジ:VOO

青   :VTI

直近4ヶ月程度はVTIの方が変化率が大きくなっています。

それ以外はほとんど同じような変化をしています。

 

VOOとVTIを比較してみました。

比較した結果、ほとんど同じ動きであるとわかりました。

その理由としては組み入れ銘柄がほとんど同じであることが原因にあります。

直近10年間のアメリカの経済を支えたのはFANGなどの

ハイテク銘柄によるものが大きいです。

それらの銘柄が上位にくるようなポートフォリオであるなら同じような値動きをしてもおかしくはありません。

つまり、VOOはS&P500、VTIは全米株式といいつつも

FANGなどの上位組み入れ銘柄に投資していることになるのです。

S&P500の成長はFANG+マイクロソフトの5社を抜いた株価の平均(S&P495とも呼ばれる)は

日経平均株価のように横ばいの値動きをしているといわれるほど

FANGは大きな影響を与えているのです。

 

まとめ

VOOとVTIを比べてみましたが、ほとんど変わらないという結論になりました。

S&P500で確実な成長をつかむのもよし。

全米株式で次のFANGをつかむのもよし。

どちらを買ってもFANGを買うことにはなります。

しいて言うなら私はFANGの割合が多くなっているVOOを買います。

FANGの成長は目を張るものがあります。

FANGの成長がずっと続かない可能性もありますが、

今のFANGの力は強いので、しっかりその恩恵を受けることができるVOOにします。

 

 

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