正しい睡眠と危険な睡眠~病気を見逃さずに健康になる

はじめに

みなさんはしっかりと睡眠がとれていますでしょうか。

睡眠は人生の3分の1の時間を占める重要なものです。

重要であるのにおろそかにしている人も多いです。

睡眠からわかる病気の可能性を考えてみましょう。

病気は早期発見できれば早期治療ができます。

遅く見つかった場合ではそのままずっと付き合っていくことになったり

命を落としてしまう場合もあります。

自分で対応できることから始めていきましょう。

良い睡眠と悪い睡眠

以前の記事で睡眠がしっかりとれているかどうかチェックできるものをのせています。

 

 

ぜひこちらの記事も読んでみてください。

この記事では睡眠のメリット・よりよく眠るための条件をまとめてあります。

条件については別の記事でもまとめてあります。

 

長時間睡眠をとることが決して正しいわけではありません。

短い時間しか寝ていないことが決して悪いわけではありません。

睡眠にも個人差があります。

短い睡眠時間でも十分活動ができればそれでも構いません。

長い睡眠時間ではないと活動できない場合は寝るべきです。

まずは違いを知ることが大切で、自分がどのようなスタイルなのかを知ることです。

 

睡眠のメリットを感じて生活することが必要です。

 

今回は眠れないということに関して焦点を当ててみます。

 

眠れない4つのタイプ

眠れない・目覚めが悪いという人がいると思います。

これは4つのタイプに分類できます。

タイプによって対応が異なります。

また考えられることも変わってきます。

  1. 寝つきが悪い
  2. 途中で起きる
  3. 早く目が覚める
  4. 眠りが浅い

以上の4つに分けることができます。

これらのタイプでそれぞれ対応や考えられる病気が異なります。

 

この4つのタイプに加えて大きく5つの原因が考えられます。

  1. 身体的原因
  2. 生理学的原因
  3. 心理的原因
  4. 精神医学的原因
  5. 薬理学的要因

この5つの原因が考えられます。

 

またこれらのタイプ・原因が2つ以上重なっている場合もあります。

 

4つのタイプと5つの原因から自分がどれに当てはまるか考えてみましょう。

 

 

1.寝つきが悪い

睡眠まで1~2時間以上かかる場合はこれにあたります。

ベッドに入ってから眠りに入るまでに時間がかかっています。

このときは何かが気になって入眠できないことが考えられます。

5つの原因から考えると、身体的原因、生理学的原因、精神的原因、薬理学的原因が考えられます。

身体的原因:痛みがある、かゆみがある、足がむずむずする

生理学的原因:暑い/寒い、時差ボケ、騒音、光

精神的原因:悩みがある、嫌な体験をした

薬理学的原因:寝る前のカフェインの摂取

これらの原因が考えられます。

 

睡眠は記憶の定着させることもします。

これは基本的にはプラスのメリットです。

しかし嫌な体験がいつまでも記憶に残るというのは辛いことです。

そのため体の防御反応として眠らないようにするということも考えられます。

睡眠のメリットが逆効果になることを体が防いでいるのです。

嫌な体験をしたときに眠れないのは正常な反応です。

このときはストレスとなる原因を取り除くことが必要です。

 

 

2.途中で起きる

夜に2回以上起きてしまうことをいいます。

このとき考えられる原因は身体的原因、生理学的原因が考えられます。

身体的原因:頻尿、睡眠時無呼吸症候群

生理学的原因:飲酒、光、騒音、暑い/寒い

 

頻尿については中年男性以降で多く考えられます。

  • 過活動膀胱
  • 前立腺肥大
  • 前立腺がん

男性には前立腺という臓器があります。

これは尿道の周りにあります。

年をとるとこの前立腺が肥大してきます。

肥大すると尿道を圧迫します。

圧迫されるために尿を出しにくくなります。

これがいわゆる『尿切れが悪い』、『残尿感』に

繋がっています。

肥大するだけならよいですが、前立腺がんというもので圧迫されている場合もあります。

頻尿になったときは病院で一度検査されることも必要です。

 

 

過活動膀胱については女性でも起こりえます。

膀胱の機能が年齢によって落ちます。

膀胱の尿を貯めるという機能が落ちるために

何度もトイレに行きたくなるというものです。

 

前立腺肥大や過活動膀胱によって睡眠が障害されている場合は

病院で一度見てもらうことをお勧めします。

 

3.早く目が覚める

予定より早く目が覚めてしまうことを言います。

朝早く目が覚めるために困っている場合はこれにあたります。

これで大きく考えられるのは精神医学的原因があります。

朝早く目が覚めるという人の特徴にうつ病があります。

高齢者になるとだんだん朝早く起きるようになっていきます。

これは加齢による生理的なものなので、問題ないことが多いです。

しかし、健康だった人でいきなり朝早く起きるようになるということは病気を考えます。

朝早く起きてしまうというので多いのはうつ病なのです。

うつ病というのは自分では中々気が付きにくいものです。

人から指摘されてわかることもあります。

睡眠からもわかるので、自分で確かめてみましょう。

 

4.眠りが浅い

睡眠時間の長さの割にぐっすり眠れた感じがしないという場合がこれにあたります。

これで考えられるのは身体的原因、生理的原因です。

身体的原因:睡眠時無呼吸症候群

生理学的原因:飲酒

 

睡眠時無呼吸症候群は眠っているときに呼吸が止まってしまうことです。

睡眠の時は全身の筋力は脱力しています。

このときに舌が空気の通り道を塞いでしまいます。

塞がれてしまうと、酸素を取り込めなくなってしまいます。

酸素を取り込めないと、脳は酸欠の状態になります。

酸欠の状態になるため、脳は活動が落ちます。

活動が落ちるために睡眠の効果がうまく発揮できていないのです。

出典:日本大学医学部

 

睡眠時無呼吸症候群の特徴としては

  • 肥満
  • いびき
  • 飲酒
  • 日中に急に眠気がくる

などの要因があります。

 

現在、睡眠時無呼吸症候群はさまざまな病気の原因になるとされています。

高血圧、心不全、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などがあります。

 

いびきを指摘されている人、肥満と言われている人で

眠れていないという人は一度確かめてみることをお勧めします。

 

まとめ

眠れていないということを4つのタイプと5つの原因からみていきました。

4つのタイプ

  1. 寝つきが悪い
  2. 途中で目が覚める
  3. 早く目が覚める
  4. 眠りが浅い

 

5つの原因

  1. 身体的原因
  2. 生理的原因
  3. 心理学的原因
  4. 精神医学的原因
  5. 薬理学的原因

 

今回薬理学的原因についてはあまり触れませんでした。

また身体的原因についてはまだまだ要因はあります。

身体的原因は原因によって対応が異なります。

今回は睡眠から考えられる病気について考えてみました。

 

終わりに

いかがだったでしょうか。

睡眠は健康を支える土台になります。

 

このブログでは資産形成のためのブログですが、

健康であることも立派な資産です。

健康であることで、複利の効果を長い時間受け取ることができます。

人的資本は自分の体から生まれるものです。

そのため健康であることは資産形成にとって重要な要素です。

健康にもしっかり投資していきましょう。

読んでいただきありがとうございました。

 

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