資産形成の出口戦略~資産はいつ売ればいいのか?~

はじめに

 

みなさんは資産形成の出口戦略について考えているでしょうか

株価暴落からわかること~暴落への3つの対応で乗り切る

つみたてNISAで暴落が起きたときにどうしたらいいのかということをまとめた記事です。

積み上げた資産を売るタイミングはどこかできます。

資産をただ積み上げて終わりというわけではありません。

作った資産を使ってどうやって人生を歩んでいくかまで考える必要があります。

今回は資産形成の終わり方、出口戦略について考えてみたいと思います。

読んでいただければさいわいです。

 

 
 

いつ売ればいいの?

いつ売ればいいのかという質問に対しての答えはシンプルです。

それはお金が必要になった時に売るです。

退職して年金の生活で生活するとします。

高齢になると医療費が大きくかかったりします。

退職して収入が減っているのに、出費が大きくなります。

その時に築いた資産を取り崩していって自分年金を作るという方法があります。

 

また最初から分配金が多くもらえる資産を買って

その分配金だけで生活するという方法もあります。

 

資産の作り方は様々あります。

取り崩すときにどれだけの資産があるかというのも重要な要素です。

退職して年金と取り崩した資産で暮らしていくとします。

退職時の資産が1000万円なのか5000万円なのかで全く違います。

資産を毎月いくら取り崩せる額が変わります。

1000万円の時に毎月10万円使っていると約8年で資産はなくなります。

5000万円の時では40年でも資産を保てます。

 

同じ資産でも取り崩す額を変えることで資産をコントロールできます。

1000万円あるとして、毎月取り崩す額を5万円にします。

すると16年まで資産は残ります。

 

いつ売るかという質問に対してはシンプルな回答です。

お金が必要になった時です。

しかしどのように売るかというのは難しいです。

1人1人背景が違うので確定的な答えはありません。

これは自分で設定するしかありません。

 

 

どのように売ればいいかは別の記事でまとめます。

 

売ったら何を考える?

資産を売ると何が起きるでしょうか。

資産を売った価値の分のお金が入ります。

 

ここで注意するのは全額入るわけではないということです。

なぜなら税金というものがあるからです。

資産を売却して利益が出たときに発生します。

配当金をもらったときにも税金はかかっています。

利益の約20%が税金でもっていかれます。

税金からは逃れることはできません。

逃れようとすれば脱税になってしまいます。

 

ここで必要なのが確定申告です。

楽天証券やSBI証券では特定口座で源泉徴収ありというものに設定できます。

これに設定しておけば、確定申告は不要になります。

証券口座が利益が出たら自動でやってくれるということです。

この設定を行っていない人は自分で確定申告を行う必要があります。

逆に源泉徴収ありに設定しているけど、確定申告が必要な場合の人もいます。

確定申告が必要な人は多くはありませんが、確認してみてください。

つみたてNISAを使えば

つみたてNISA・NISAを使った資産については

一定期間は分配金、値上がり益は非課税になります。

100万円の利益があったとします。

特定口座の場合は20%の20万円が税金としてひかれます。

NISA口座の場合は非課税になるため、100万円がそのまま手元に残ります。

つみたてNISA・NISAは国が主導している制度です。

お得な制度なのでぜひ活用しましょう。

 

 

売るためを考える資産形成の方法

出口戦略を考えるために出口にたどり着く前の状態を決める必要があります。

『65歳までに5000万円の資産を作る』

このような出口を作るとします。

ここで5000万円という根拠はなんでしょうか。

自分の人生なので必要になる額は異なります。

目的地を再確認する必要があります。

 

人生の目的地を確認したところで、資産5000万円はどのように作るでしょうか。

何に投資して資産を作るのでしょうか。

  • 株式
  • 債券
  • 投資信託
  • 不動産
  • ゴールド
  • FX
  • 暗号資産

資産の作り方はさまざまあります。

 

 

資産形成で推奨されているインデックス投資はどうでしょうか。

仮にインデックス投資で資産5000万円を作るとします。

インデックス投資は急激には成長しません。

長い年月をかけて成長していきます。

そのため大きく儲けることはできません。

すぐに30万円が必要になるからインデックス投資頑張る!

という目的には向いていません。

また時間がかかるということは投資をいつから始めるかというのも重要です。

市場で取引される資産である以上、価値は上下を繰り返します。

そのときには含み損(一時的に損失を抱える状態)になるときが必ずあります。

資産形成のシミュレーションではこのように右肩上がりになります。

20年間もあればどこかで暴落は必ず訪れます。

その暴落に耐えることができる状態を作ることも必要です。

 

つまり資産を売却するときのことは売却する前に決まっています。

売る時に考えるのはどのような生活・人生をしていきたいか次第です。

ゴールを含めて再度、資産形成について考えてみましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

資産形成は幸せに暮らすための方法の一つです。

資産を築くことは目標ではありません。

人生を歩んでいくための方法の一つです。

(資産を築くことが生き甲斐という人もいるかもしれませんが)

 

資産形成のゴールとそこまでの走り方を今一度考えてみましょう。

時期によってゴールが変わっていきます。

定期的に考えてみましょう。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

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