高配当ETFおすすめ~VYM・SPYD・HDVを比較してみる~
みなさんは高配当ETFというものをきいたことがあるでしょうか?
名前の通り配当が多くもらえるETFのことです。
そのなかでも人気なのがVYM・SPYD・HDVがあります。
さてこの3つはなぜ人気なのか、ほんとうにオススメできるのか比較してみます。
目次
それぞれの特徴
それぞれの比較
それぞれの特徴
バンガード・ハイディビデンド・イールド・ETF
米国の配当利回りの上位の銘柄で構成されます。
時価総額加重平均型のポートフォリオになります。
時価総額加重平均型というのは、時価総額が高いものほどポートフォリオのなかで占める割合が大きくなるということです。
構成セクター(2021/02/26時点)
金融 22.40%
ヘルスケア 13.20%
生活必需品 12.50%
工業 10.00%
テクノロジー 9.20%
ユーティリティ 8.00%
電気通信 7.70%
エネルギー 7.30%
消費者向け 5.90%
材料 3.80%
→金融の割合が多く、その次がヘルスケア
コスト 0.06%
配当利回り 2.95%(2021/03/31時点)
銘柄組み換え 1回/年
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
S&P500高配当指数に連動します。S&P500高配当指数とはS&P500に採用されている、高配当の上位80銘柄に連動するようします。そしてポートフォリオにおいてそれぞれの銘柄の割合が等しくなるよう(約1.25%)に調整されます。
構成セクター
金融 23.36%
不動産 18.24%
エネルギー 14.54%
ユーティリティ 13.33%
情報通信 6.63%
コミュニケーション 6.38%
生活必需品 5.38%
材料 4.97%
消費者向け 3.82%
ヘルスケア 3.36%
→セクター第2位に不動産が入っていることが特徴
配当利回り 5.88%(2021/03/31時点)
コスト 0.07%
銘柄組み換え 2回/年
iシェアーズ・コア米国高配当株ETF
財務優良な高配当株70~80銘柄を厳選した指数に連動するように運用されます。
構成セクター
エネルギー 18.11%
ヘルスケア 16.57%
生活必需品 15.55%
金融 13.50%
情報技術 11.11%
公益事業 8.06%
通信 6.56%
基本財 5.45%
一般消費財 3.37%
素材 1.26%
→エネルギーが多めになっている
コスト 0.08%
配当利回り 3.68%(2021/03/31時点)
銘柄組み換え 4回/年
比較
VYM | SPYD | HDV | |
配当利回り(A) | 2.95% | 5.88% | 3.68% |
経費率(B) | 0.06% | 0.07% | 0.08% |
実質利回り(A-B) |
2.89% | 5.81% | 3.60% |
銘柄組み換え |
1回/年 | 2回/年 | 4回/年 |
特徴 |
時価総額加重平均型を採用 | 不動産が入ってる | エネルギーが多い |
配当金 |
3月、6月、9月、12月 |
オレンジ:VYM
青:SPYD
赤:HDV
株価を比べるとどれも同じような動きをとっています。
開始日が一定ではないので、一概には言えませんが
過去5年間の市場価格で比べてみます
VYM :11.36%
SPYD:9.43%
HDV :7.70%
まとめ
いろいろな面から高配当ETFを比較してみました。
私の結論としましては、
インカムゲインが欲しいなら、SPYD
キャピタルゲインも狙いたいならVYM、HDV
という風に考えました。
高配当ETFの魅力はインカムゲインであると思うので、
私はSPYDを購入すると思います。
みなさんも高配当ETFを考えるきっかけにしてみてください。