初期研修医で気を付けるお金のこと
初期研修医になって気を付けるべきお金の話をご存じでしょうか。
これは研修医だからといって、医師以外の人は関係ないという話ではありません。
お金の話は誰にもついて回ります。
そのときに知っておいて損することはありません。
特に新社会人になった人に向けてのお話になると思います。
読んでいただければさいわいです。
目次
- いきなり給料が増える
- 増えると何がおきる?
- 美味い話にはご注意
まとめ
いきなり給料が増える
研修医になると給料がいきなり増えます。
これは医師だからということもありません。
学生のころはバイトをしていた人も多いでしょう。
そのときに上限というものを意識したことがあるでしょう。
年103万円以上収入がある時は所得税が発生します。
そのため税金を納める必要が出てきます。
税金を納めたくないがために年103万円というものを意識した方もいると思います。
働き始めるとそれが一気に増えます。
Maxでバイトをたくさんしてバイト代が年103万円だとすると月8.5万円あります。
借りる額にもよりますが、奨学金をあわせると毎月15万前後あるでしょう。
毎月10万円前後という人もいるとは思います。
働き始めると月20万円になったりします。
研修医なら30万、40万円の人もいると思います。
単純に使えるお金が増えるのです。
給料が増えるとどうなる?
給料が増えるとどうなるでしょうか
まず税金が発生するようになります。
正社員なら103万円は超えます。
そうなったときに所得税が発生します。
そして2年目には住民税もかかるようになります。
しかし、もらえるお金が増えると使うお金が増えるのが人間です。
このことを知らないで給料を使うと2年目になって
所得税+住民税でたくさんひかれます。
2年目になって給料が同じだと思っていたら1年目より少なくなるということが起きうるのです。
そこを意識しましょう。
また研修医でいうと、初期研修医はいいですが、
後期研修医になって給料が減ります。
しかし住民税は去年の収入に対して課税されます。
ここでは住民税は10%として考えます。
つまり500万円稼いでいた人の年収が300万円になったとすると
住民税は500万万円に対して課税されるので
50万円となります。
少なくなった給料に追い打ちをかけるように税金がのしかかります。
500万円から300万円なんてありえないと思う方もいるかと思います。
医師は初期研修医と違う病院を選ぶことがあります。
大学病院の給料は医師であろうと大学職員と同じ給料なので、
20万円前後になります。
そうなると300万円ということもあり得ます。
特に医者は学生から社会人になっていきなりお金が増えて天狗になります。
それでお金を使いすぎて払う余裕がない
なんてことが起きます。
考えて2年目、3年目を過ごす必要があります。
美味い話にはご注意
世の中には美味い話がたくさんあります。
大学から社会人になった人たちは世間を全く知らないといっても
過言ではありません。
世間を知らない新社会人をカモにしようとしている人がいます。
一番良くないのはいい人の皮をかぶって近づき、
裏があることに一切気が付かないことです。
『ワンルームマンション買いませんか?』
『必ずもうかりますよ』
いかにも胡散臭いですが、ひっかっかってしまうのです。
よく考えてみてください。
必ず儲かりますよというなら、なぜ人に勧めるでしょうか。
自分でやったら自分で利益を受け取ることができるのに
なんで人に渡すんだろう。
このように考えれば、引っかかることはありません。
それがマネーリテラシーなのです。
マネーリテラシーの装備を身につけていない人が
社会に出て行ってカモにされます。
お金を持ってるなら鴨が葱を背負っているのと同じです。
この世の中は資本主義です。
競争社会なので、お金がとれるところからとっていきます。
それが何も知らないような新社会人なのです。
お金を持つようになって知識があまりない人を狙わない手はありません。
学生だったころと比べると世界はさらに広がります。
しかしその世界を全く知らないで飛び込むことになります。
知識もなく、ただ漫然と過ごしていると搾取されるだけです。
しっかりとした知識を身につけることが必要なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか
医師も含めて新社会人は出ていく社会のことを全く知りません。
大学4(6)年間行っていたら、周りは学生としか付き合いません。
バイトくらいでしか学生でない人と関わる機会は少ないでしょう。
学生での常識と社会人での常識は違います。
全く知識を持たないままだとカモにされます。
しっかりと知識を身につけて、対応できるようにしましょう。