自分を律することで資産形成は早くなる!

はじめに

みなさんは資産形成はできているでしょうか。

資産形成は自分との戦いです。

自分とのどれだけ戦っていたかが数字で見えるものです。

「ついに資産合計額が1億円達成しました!」

SNSなどで見かけることがあるかもしれません。

1億円を達成しているのは世帯全体の2.3%です。

資産合計額1億円というのは素晴らしいことです。

 

みなさんの目標はどこでしょうか。

それを認識しつつ読んでいただけると幸いです。

 

 
 

資産形成は自分との闘い

資産形成をすることは自分との戦いです。

SNSで資産合計額をみることがあるかと思います。

いつかは自分もそこにいけたらいいなと考えているかと思います。

 

しかし他人と比べても自分の資産が増えるわけではありません。

他人と比較して自分の生活が変わるわけではありません。

 

自分との闘いという意味での調査を示します。

厚生労働省が2010年にやった国民健康・栄養調査での報告です。

出典:国民健康・栄養調査

 

この調査では世帯の所得を200万円未満、200万円以上~600万円未満、600万円以上の3つにわけました。

600万円以上の世帯と比較して、他の2つの世帯がどうなっているかを調べたものです。

この調査での世帯の状況は以下の通りです。

  世帯数 割合

総数

200万円未満

200万円以上~600万円未満

600万円以上

3,189

733

1,787

669

23.0

56.0

21.0

 

これらの世帯における調査の結果は以下の通りになります。

  1. 肥満者の割合は、女性で200万円未満と200~600万円未満の世帯で多かった。
  2. 習慣的な朝食欠食者の割合は男性では200万円未満と200~600万円未満で、女性では200万円未満の世帯で高かった。
  3. 野菜摂取量は男女とも200万円未満と200~600万円未満の世帯で少なかった。
  4. 運動習慣のない者の割合は男性では200万円未満の世帯で高く、女性では200万円未満と200~600万円未満の世帯で高かった。
  5. 習慣的に喫煙している者の割合は男女ともに200万円未満と200~600万円未満の世帯で高かった。
  6. 飲酒習慣があるものも割合は男性では200万円未満の世帯で低く、女性では差が見られなかった。
  7. 睡眠の質が悪いと感じる者の割合は女性では200~600万円未満の世帯で高かった。

 

肥満者の割合は、女性で200万円未満と200~600万円未満の世帯で多かった。

 

 

習慣的な朝食欠食者の割合は男性では200万円未満と200~600万円未満で、女性では200万円未満の世帯で高かった。

 

野菜摂取量は男女とも200万円未満と200~600万円未満の世帯で少なかった。

 

運動習慣のない者の割合は男性では200万円未満の世帯で高く、女性では200万円未満と200~600万円未満の世帯で高かった。

 

 

習慣的に喫煙している者の割合は男女ともに200万円未満と200~600万円未満の世帯で高かった。

 

飲酒習慣があるものも割合は男性では200万円未満の世帯で低く、女性では差が見られなかった。

 

 

睡眠の質が悪いと感じる者の割合は女性では200~600万円未満の世帯で高かった。

 

年収によって生活習慣や健康に違いがあることが

正式な調査で結果が出ています。

この結果から言えることとしては

お金がある人は健康になってさらにお金をもち

お金がない人は健康を害してさらにお金を減らすということです。

 

この結果は別の調査でも示されています。

2009年〜2013年度の文部科学省科学研究費による「健康社会格差」に関する調査からです。

この調査で示されたのは以下の内容です。

  1. 教育年数が短い人は教育年数が長い人より死亡リスクが1.5倍高い
  2. 所得が少ない人は所得が多い人より死亡リスクが2倍近く高い

この調査では学歴や所得と健康状態の関係について、いくつかの仮説をあげています。

そのひとつの仮説として、

他人と比べて自分は豊かでないという劣等感(相対的剥奪感)が

健康をむしばむ可能性について述べています。

それを『相対的剥奪仮説』と呼んでいます。

他人より収入が少ないといった劣等感(相対的剥奪感)が慢性的なストレスを与えるとします。

そのストレスは、脳の構造や機能を変えることがあります。

ホルモン分泌や自律神経のバランスを崩すことが考えられています。

また劣等感のストレスにより、健康に悪い生活習慣を改善しにくくし、

嗜好品への依存を続けてしまうリスクがあります。

その結果、死亡リスクが上昇する、という仮説です。

 

 

2つの調査から収入が低いほど、自分の健康を害する行動をしてしまうということが言えそうです。

行動をしてしまうということは自制できないことになります。

 

どのように自分と戦うか

ここまでの話で、収入と健康にはなんらかの関連があることがわかりました。

そしてどちらとも行動の自制できるかどうかという話になりました。

ではどのように自制していけばいいでしょうか。

 

一つに揺るがない価値観を持つことです。

肥満や喫煙、飲酒、運動不足は指導されることはあります。

それをした結果、怒られることはありません。

つまり最後に行動しないようにするのは自分しかいないのです。

 

自分が止めるためには自分の意思をしっかり持つことが大切です。

自分の意思は周りの環境によって変わってしまいます。

ずっと変わらないままいるのは大変なことです。

 

そこで揺るがない価値観をもつことが必要になります。

揺るがない価値観があることで、自分の1本の軸となります。

1本軸がしっかりしていれば、簡単には倒れることはありません。

揺るぎそうになった時でも、その価値観に立ち返ることで自制できます。

 

収入が高い人や健康である人というのはこの自制が効いている人と言えます。

体に害のあるものを摂取しない。

不必要な出費をしない。

これらは自制が効いているからできることと言えます。

健康も収入も立派な資産です。

資産を築くことには自制が必要であるということになります。

 

 

闘いは我慢することではない

そうは言っても、今までの習慣は中々変えることは難しいものです。

習慣とは体に染みついているものです。

習慣が長い時間をかけて染みついたなら、

長い時間をかけてでも新たな習慣を作ればいいのです。

 

飲酒習慣については600万円以上の世帯の方が多いという結果が出ていました。

私もお酒を飲むことは好きです。

しかし限度を持っています。

限度や節度を持った範囲で楽しんでいます。

全く飲まないというわけではないのです。

飲み会は私にとっては必要な出費であると考えています。

その友人と話す時間は大切なものです。

我慢して何もしないことが全て正しいわけではないのです。

それを含めての価値観ということです。

 

もちろん体に悪いことはできるだけ排除します。

タバコはもちろん吸いません。運動は好きなので自分でします。

そこを含めて価値観をはっきりさせることが必要なのです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

自分の価値観を持つことで自分の考えが変わりそうなときに助けてくれます。

自分の価値観とは今までの人生で作られていきます。

長い時間をかけて形成されたものです。

すぐには変わることではありません。

すぐに変わらないからこそ時間をかけてでも変えていくことが必要です。

話が色々飛んでしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

 

 

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