QQQ~ハイテク企業の利益にまとめて投資するETF

はじめに

みなさんはQQQには投資しているでしょうか。

まずQQQが何かわからない人もいるかと思います。

今回はQQQのについて詳しく見ていきたいと思います。

QQQへ投資するきっかけになれば幸いです。

それではよろしくお願いします。

 

 
 

QQQとは

QQQとはなんでしょうか。

 

QQQとはアメリカの証券取引所の一つである

NASDAQに上場している企業の中で上位100社について

時価総額加重平均をとった指数であるNASDAQ100指数に連動するETFです。

 

『NASDAQ』や『時価総額加重平均』は聞きなれない人もいるかもしれません。

 

NASDAQとは

National Association of Securities Dealers Automated Quotationsの略です。

世界初の電子株式取引所として設立された証券取引のことを指します。

NASDAQの特徴としてはベンチャー企業やハイテク企業が多く在籍していることです。

世界初の電子株式を取り扱ったことが要因になっています。

全てがハイテク企業なわけではありません。

また日本の日産自動車や任天堂もNASDAQに上場しています。

 

 

時価総額加重平均について

時価総額加重平均とは

ある企業5社いたとします。それぞれの時価総額が

  • A   2億円
  • B   3億円
  • C   5億円
  • D   100億円
  • E   5000億円

この平均をとると1055億円となります。

これはE社が平均を釣り上げていて平均とは言えません。

そこで加重平均というものを使います。

組入銘柄の時価総額合計を、基準となる一時点での時価総額合計と比較することで求められます

A~Eの時価総額の合計を、2000年の時の時価総額合計で割って100を掛けたものというような形です。

例えば2000年の時の時価総額合計が4200億円だとすると

122となるというような形で、この数値に連動するようなETFということです。

 

この時価総額加重平均という形をとった指数に連動するため

組み入れ銘柄には時価総額が大きい企業が大きな割合を占めることになります。

 

 

QQQへの投資するメリット

アメリカを代表するハイテク企業としてGAFAMがあります。

  • Google
  • alphabet
  • Facebook
  • Apple
  • Microsoft

これらがあります。

GAFAMの5社がQQQでの組み入れ銘柄の上位5社になっています。

これは時価総額加重平均による結果があるため

それだけ大きな割合を占めていることがわかります。

この5社だけでQQQ全体の約41%を占めています。

 

S&P500に連動するVOOの中でもGAFAMは大きな割合を占めます。

それでも19%です。

 

QQQでは時価総額トップ100社に連動する指数になります。

500社のVOOに比べて100社のQQQはGAFAMの力がより大きく反映されています。

 

QQQへの投資のメリットとしてハイテク企業に一度に投資できることがあります。

ハイテク企業は割高に見積もられることが多く、資金力がないと保有することは難しいです。

Googleの親会社であるalphabetの株価は日本円で38万円/株となっています。

1株保有するだけでも資金がたくさん必要になります。

またその他のGAFAMの株もそろえようと思うと大きな資金が必要です。

 

その点QQQは340米ドル(執筆時:2021/06/20)です。

1ドル=110円とすれば3万7400円です。

3万円ちょっとでalphabetにも投資できるということになります。

GAFAMをはじめとするハイテク企業はこれからの成長が期待されています。

それらが本当に成功していく企業なのかはわかりません。

しかしQQQを保有していれば、企業の成長の恩恵を受けることができます。

たとえ企業の成長が失敗したとしてもETFの購入は分散が効いています。

1社が悪くなったところで、全体に与える影響を小さくすることができます。

 

QQQに投資することでGAFAMをはじめとするハイテク企業に

まとめて投資できるというわけです。

 

 

 

QQQだけ買っていればよいか

ここまでくるとハイテク企業の多いQQQにだけ投資していればいいように聞こえます。

 

ただし投資の世界にはサイクルがあります。

ゴールドの時代、バリュー株の時代、コモディティの時代などです。

2010年~2020年まではアメリカのハイテク企業が爆益をあげていました。

しかし必ずしもこの成長が未来永劫続くという保証はありません。

コロナショックが終わってアメリカ一強の時代が終わるかもしれません。

新興国が台頭してくるかもしれません。

ハイテク企業がだんだん勢力を失ってしまうかもしれません。

そうなったときにQQQはだんだん価値が下がっていくことになります。

 

未来のことは誰にも分りません。

未来のことはわかりませんが、現在と過去のことはわかります。

そこからわかることを日々取り入れていくことが大切です。

 

これまでのGAFAMの成長には目を見張るものがありました。

その恩恵を少しでも多く受けるためにはQQQへの投資はお勧めできます。

ただ全く何も考えずただ投資していると時代が変わってハイテク企業の

成長が止まっているかもしれません。

そうなったときには考え直すことが必要です。

考えることをやめることはしないようにしましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

QQQへの投資でハイテク企業の成長の恩恵を受けることができます。

私は投資対象に組み入れるべきと考えます。

GAFAMにまとめて投資できるというのはとても魅力的です。

ただ何も考えないで投資しないで、情報には気を配りましょう。

毎日少しずつでも勉強をしていきましょう。

読んでいただきありがとうございました。

 

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