ゼロから始める資産形成の攻略法 その②~収入を高める
はじめに
みなさんは資産形成を始められているでしょうか。
私は今『ゼロからわかる資産形成の攻略法』として記事を書いています。
前回の記事では総論的な内容をまとめています。
まだ読んでいないかたはこちらの記事を読んでみてください。
この記事では資産運用での4つの要素についてあげました。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用期間を長くする
- 運用利率を上げる
今回は収入を増やすことに焦点をあててみます。
収入を上げるためには
みなさんは収入を上げようと言われたとき何を思い浮かべるでしょうか。
また今の職場に対して給料に不満を持っている人もいるかと思います。
収入を上げるためには何が必要でしょうか。
収入をあげるために必要な要素を考えてみましょう。
- 自分の収入の相場を知る
- 複数の収入源を作る
- 人的資本を大きくする
この3つについてみていきましょう。
読んでいただければ幸いです。
自分の収入の相場を知る
このブログを読んでいるあなたの年収はいくらでしょうか。
大抵の人が給料を会社からもらうサラリーマンであると思います。
医師も働いて病院から給料をもらうためサラリーマンであると言えます。
サラリーマンではない人は自分で事業を持っている人であることになります。
ここで自分の収入の相場を知っているでしょうか。
収入は様々な要素で決まります。
- 年齢
- 性別
- 勤続年数
- 実績
- 業種
この中で一番の大きな要素を占めるものはなんでしょうか。
それは年齢です。
日本は典型的な年功序列の社会です。
年齢が高い人ほど
- 高い役職
- 高い給料
- よりよい待遇
となっています。
仮に自分よりも仕事ができない上司がいたとしても
給料は上司の方が高いことが多いです。
給料 ≠ 能力 というのが今の現状なのです。
まずこの状況を打開するためには自分の状況を知ることが大切なのです。
孫子の書いた『兵法』には以下のような言葉があります。
故に曰く、
彼を知りて己を知れば、百戦して危うからず。
彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。
彼を知らずして己を知らざれば、戦う毎に必ず危うし。
【現代語訳】
孫子は言う。
敵情を知って味方の事情も知っていれば百回戦っても危険が無い。
敵情を知らないで味方の事情を知っていれば勝ったり負けたりする。
敵情を知らず味方の事情も知らないのでは戦うたびに必ず危険になる。
まずは自分の状況と敵情(=周囲の環境)を知るということが必要だということです。
自分の給料が周囲の環境に比べて高いのか低いのかを知らなれば戦う方法は決まりません。
逆に自分の周囲の環境より給料高いことがわかっていたとします。
そこでなぜ給料が高いのかを理解できなければ下がった時に対応できません。
まずは自分と周囲の状況を判断してみましょう。
仮に自分の給料について考えて、自分の給料が周囲の環境より低いことが分かったとします。
そこであなたはどうするでしょうか。
- 何もしない
- さらに成果を出そうと頑張る
- 給料を上げるよう上司に直訴する
- 転職する
1.を選んだ人
現状に不満はあるけど変わらなくていいと選んだ人でしょうか。
この記事を読んでいるということは少なからず、現状を変えたいと思っているでしょう。
不満があっても変わりたくないという方の意見を強制はできません。
現状を変えようと思わなければ、給料の不満を解消することができません。
2.を選んだ人
出した成果は必ず給料upに繋がるでしょうか。
会社も営利団体です。儲けを出すことを目的にしています。
もうけを出すために頑張るのは当たり前ということになります。
仕事への熱意だけでは給料upには結びつかないのです。
3.を選んだ人
とても勇気がある人だと私は思います。
上司に訴えて本当に給料が上がるでしょうか。
上司も同様に給料のことで悩んではいないでしょうか。
これもあまり得策ではないかもしれません。
4.を選んだ人
転職をするというのは環境を変えるいい選択肢になります。
転職をすることで、収入・待遇を変えることが可能です。
転職する際にスキル・実績があれば有利に働きます。
実績としてはこんなプロジェクトを成功させた
医師なら論文を書いた・手術を成功させたなどがあります。
人を雇う側としても能力がある人を雇いたいものです。
そのための実績・スキルを伸ばせるようにしてきましょう。
また転職するというのもすぐ行う必要もありません。
転職をする際にも、自分と周囲の環境を考えましょう。
転職する際に何を希望しますか。
例えば収入アップするために転職するとしましょう。
今の会社よりA社、B社で年収が高くなることがわかりました。
A社は今より100万円年収がアップします。しかし今の家から長距離の通勤が必要です。
また超勤が常態化しているような状況があるようです。
B社は今より50万円年収がアップします。今の家からも通うことができる距離です。
勤務は定時で終わります。残業も少ししかありません。
年収だけみるとA社の方がいいかもしれません。
B社には時間をたくさん使えるようになります。
ただ年収アップを目的にしても自分が何を望むのかで転職先は異なります。
まずは自分と周囲の状況を把握することから始めてみましょう。
複数の収入源を作る
複数の収入源を作ることが収入を増やすことに繋がります。
単純にお金が得る手段が増えれば収入も増えるからです。
複数の収入源を得る必要があることとして日本の現状があります。
日本は長期のデフレが続いています。
ひと昔のように一度入社した企業でずっと安定するということも難しくなっています。
一流企業に入社したから安泰だね
こんなことはもう通じなくなってきています。
ひとたび不況が訪れれば、リストラの可能性もあります。
そのようなときにサラリーマン以外としての収入が必要になるのです。
「サラリーマン以外の収入源なんて自分にはつくれないよ。」
なんて人がいるかもしれません。
今の時代は一人一台スマホを持つ時代になっています。
スマホが変えたこととして、情報のやりとりということがあります。
情報にアクセスしやすくなるとともに、情報を発信することも簡単にしました。
TwitterやInstagramもその最たる例です。
またYouTubeもスマホの広がりとともに有名にしていきました。
これらがもたらしたことは個人でも発信がしやすくなったことです。
かく言う私もブログという形で発信しています。
副業による収入
発信の方法は何でもいいです。自分の得意なことでいいのです。
- イラストの販売
- 楽器の演奏
- 〇〇を歌ってみた
様々な形で発信ができます。
これらをコンテンツとして販売すれば立派な収入源になります。
コンテンツを販売して月3万円の収入が得ることができたとします。
そうすればひと月の食費は賄えるようになるかもしれません。
浮いた3万円でさらにコンテンツの拡充もできます。
ほしかったものが買えるようになるかもしれません。
またコンテンツの販売だけでなく、事業ということもできます。
『こんなのがあったらいいな』
『これがあれば生活が楽しくなりそうなのに』
こんなことを仕事にしてみてもいいかもしれません。
新しく事業を始める際に、今の仕事をやめる必要はありません。
週末だけ、平日夜だけで準備をすることでも企業の準備はできるでしょう。
事業が大きくなって本業に支障が出るようになれば、本業をやめることも考えてみてもいいかもしれません。
そうなれば自分のしたいことで生活できるようになります。
自分のしたいことでお金を得ることができるようになるのです。
配当による収入
浮いた3万円で株式を購入すれば配当の収入を得ることができます。
その配当をまた株式を購入するための資金に当てれば、さらに多くの株式を購入できます。
株式数が増えれば配当がさらに増えます。
収入が増えればこのようなサイクルをつくることも可能です。
収入が増えることで資産形成をスピードを加速させることができるのです。
ポイ活
ポイントというのもうまく使えば収入として換算できます。
ポイントはお金として使用できます。
私は楽天経済圏をお勧めしています。
楽天ポイントは1ポイント=1円として使えます。
楽天ポイントは利用すればするほどポイントがたまります。
この記事でも紹介していますが、7か月で15万ポイント獲得しました。
15万ポイントということは15万円得ていることと同じです。
15万円得るためには何時間働かなればならないでしょうか。
このようにポイントを得ることで収入を増やすことにも繋がります。
複数の収入源を増やすという観点については
- 副業をする
- 配当による収入
- ポイ活
これらについて考えてみました。
小さく始めることができることがたくさんあります。
まずはやってみてもいいでしょう。
人的資本を大きくする
人的資本という言葉を初めて聞いたことがあるかもしれません。
これらの記事でも人的資本について触れています。
人的資本とはあなたがお金を稼ぐ能力を金銭的価値に換算したものです。
これは人的資本が大きい人が優れているということはありません。
あくまで金銭的価値からみた場合を考えています。
厚生労働省の調査では平均年収は459万円(令和2年)となっています。
Aさんの会社からの給料が年間450万円とします。
またたくさんの遺産を相続して1億8千万円持っているBさんがいます。
この人が3%で資産を運用すると税引き後の配当額は450万円です。
AさんとBさんの450万円に違いはあるでしょうか。
450万円を得る手段は違えど、450万円の価値には変わりありません。
つまりAさんの人的資本は1億8千万円あるということです。
それだけ稼ぐ力を持っているということです。
何もしなくても年間で450万円稼ぐことができるBさんは羨ましいかもしれません。
しかしAさんはそれに匹敵するだけの人的資本があるのです。
Aさんの年収が倍の900万円になったとします。
そうすれば人的資本は3.6億円になります。
3.6億円の人的資本があるところに
- 複数の収入源をつくる
- スキルを磨く
これを行ってみたらどうなるでしょうか。
さらに人的資本が大きくなります。
人的資本を支えるのは自分自身です。
つまり自分自身が何もできなくなってしまえば人的資本はゼロになります。
自分自身が何もできなくなってしまう例として
- 病気になる
- ケガをして働けなくなる
- 自分がしたくないことに時間を奪われ続ける
人的資本を最大化するためにも
- 健康
- 時間
これらを意識することが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は年収を上げることにフォーカスを当ててみました。
収入を上げるためには
- 副業する
- 転職を考える
- ポイ活をする
- 人的資本を大きくする
これらについてまとめてみました。
収入が増えると選択肢が増えます。
選択肢は少ないとできることが減ってしまいます。
まずは選択肢を持つことができるようにしましょう。
収入を増やすことは資産形成の4つのうちの大切な要素です。
今まで収入を増やすことを考えたことがない人は一度考えてみる機会にしてみましょう。
読んでいただきありがとうございました。