健康の大切さ〜健康とは身体のことだけではない!?〜
はじめに
みなさんは資産形成の目的とはなんでしょうか。
資産形成している人それぞれの目標があるかと思います。
- 老後の資産のため
- FIREのため
- 資産が増えるのをみるため
今回は健康をテーマに考えてみたいと思います。
資産形成をした結果、どうしたいかを考えてみましょう
健康とは
健康とはWHO(世界保健機関)で以下のように定義されています。
健康とは、身体的、精神的、社会的にすべて満たされている状態であることをいい、
疾病や病弱であることではない。
Health is a state of complete physical,mental,social well-being and
not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは病気や体が弱いことがないだけではないと言われています。
- 身体的
- 精神的
- 社会的
これらが揃って健康であるとしています。
どれかが欠けていては健康ではないということです。
健康についてそれぞれの要素をみてみましょう。
身体的健康
これは「健康」と言われて真っ先に思うものになります。
風邪をひいていなかったり、入院したり寝込んでしまうようなものがなかったりなどあります。
この健康は徐々に蝕まれていくものもあれば、急に訪れるものもあります。
例えばガンは知らない間に徐々に体の中で大きくなります。
そして気が付いた頃には根本的な治療ができないt状態であることもあります。
急に訪れるものとしては事故があるでしょう。
一瞬にして身体的健康が損なわれてしまいます。
生命が助かったとしても、体の機能が落ちてしまうこともあります。
みなさんが一番初めに思いつくものでもあるため、イメージはしやすいでしょう。
精神的健康
精神的健康とは何をイメージしますか。
精神的疾患でいえば、うつ病が大きなところがあります。
身体と精神は密接につながっています。
精神的なものからストレスがかかり、体に不調がでる場合があります。
いくら検査しても何も異常は見つからず、結局精神的なものであることもあります。
精神的に健康であることは身体的な健康にもつながるということです。
精神的な健康のために必要なものとして「生きがい」があります。
私はこれを持っている人は精神的には問題ないと思います。
何のために生きているか、何をして生きたいか。
これは自己実現とも言い換えることができます。
自分で目標を設定して、自分で道のりを決めていきます。
難しいテーマではありますが、難しいからこそ追い求める価値があるかと思います。
持っているなら精神的にはokということで、持っていなければダメということではありません。
持っていなくても精神的に健康な人はいます。
よりよく健康であるために持っている方がよいということです。
また生きがいを持っていても身体的に健康ではなければ、その生きがいは達成できなくなるかもしれません。
身体的健康により精神的健康が損なわれる場合と言えます。
社会的健康
社会的健康とは簡単に言えば、人との繋がりです。
人との繋がりというのは思っている以上に大きなものがあります。
人間は1人では生きていくことができません。
何かしらのコミュニティに属しているものです。
全く誰とも接しないで暮らしているのはごく一部です。
社会的欲求
人との繋がりで大事なことは社会的欲求が満たされるためです。
マズローの法則と言われています。
アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー(1908~1970)が考案したものです。
「マズローの欲求五段階説」とも言われています。
これは人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されているとする心理学理論です。
マズローの法則によれば、人間の欲求には
- 生理的欲求
- 安全の欲求
- 社会的欲求(所属と愛の欲求)
- 承認欲求
- 自己実現の欲求
の5段階があります。
そして、これら5つの欲求にはピラミッド状の序列があり、低次の欲求が満たされるごとに、もう1つ上の欲求をもつようになるのです。
今回は簡単に話します。
生理的欲求は生きていくために必要な欲求です。
食欲・睡眠欲・性欲の3大欲求をはじめとしてトイレに行きたいや呼吸をしたいなども生理的欲求です。
安全的欲求は
- きれいな家に住みたい
- 犯罪のない街に住みたい
- 経済的安定が欲しい
これらのような欲求です。
安全的欲求は生理的欲求が満たされた上で欲しいと思うようになります。
人は生理的欲求・安全的欲求が満たされた上で社会的欲求を満たそうとします。
社会的欲求はコミュニティに属することで安心感を得ることを言います。
完全に1人で自給自足していると言う人もいますが、ごく少数です。
そもそも人は家族の中で成長していきます。つまり一番小さくて身近なコミュニティは「家族」なのです。
家族に育てられつつ、繋がりを感じることで安心感を感じています。
社会的欲求というのは他者との繋がりの中で感じることができます。
しかし、世の中には家族に見捨てられたような人もいます。繋がりを求めた結果失敗して悩んでいる人もいます。
ただ繋がりがあれば、健康になれるわけではないのです。
社会的欲求を満たそうとして身体的・精神的健康に影響を及ぼしてしまうこともあるということです。
ここまでのまとめ
身体的健康、精神的健康、社会的健康をそれぞれみてきました。
- 身体的健康は病気や怪我がないこと
- 精神的健康は生きがいを持って生活をしていること
- 社会的健康は人との繋がりの中で生きていること
簡単にまとめるとそれぞれの特徴は上記のような形になります。
そしてこの3つはそれぞれ関連しています。
身体的に悩みがあれば、精神的に障害が出てしまうことがあります。
その逆もあります。
社会的に問題がある場合の人間関係・経済状況で身体的・精神的に影響がでることもあります。
それぞれが満たされていて初めて健康と言えるのです。
健康とお金
このブログは資産形成を進めていくブログであるので、お金との関連を考えてみます。
お金は社会的健康につながるものです。
お金は誰かの需要があることで生まれます。
誰とも関らず、プログラミングだけで稼いでいます。
こんな人がいたとしてもそこに金銭のやり取りが生まれている以上、人との繋がりがあります。
会社員は会社でのコミュニケーションで繋がりが生まれています。
その繋がりの延長に給料というものがあります。
職場を辞めると繋がりがなくなります。また収入源はなくなってしまいます。
収入がなくなると食事や光熱費を維持していくことが困難になっていきます。
そのことで身体的健康を崩してしまうかもしれません。
自給自足で食料を自分で調達できるならいいですが、全員にはできません。
またお金がないことを悩んでいると精神的健康にも影響がきてしまいます。
つまりお金は生活の余裕を生み出すのです。
全ての安定剤になります。
健康はお金で買うことができる
健康はお金である程度は買うことができます。
お金を持っていれば、病気にならないような生活をできます。
- 健康に良いものを食べる
- 定期的に病院に受診する
- ジムに通う
健康に対してお金を使うことで病気のリスクを減らすことができます。
病気になってしまうと、働けなることで収入が減る上に、医療費もかかって手元からお金がでていきます。
つまり働けなくなるということはお金がなくなっていくスピードを加速させます。
これは人的資本が稼ぐ力として大きいことが挙げられます。
人的資本とはその人が稼ぐ能力を金銭的に評価したものです。
あくまで金銭的価値が高いことが人間的価値が高いということではありません。
サラリーマンの生涯賃金は2億円と言われています。
つまりサラリーマン1人には2億円の価値があると言えます。
これは定年まで働いたという前提です。
働いていない期間があればその分価値は下がります。
このように自分の金銭的価値は思っている以上に大きなものがあるのです。
逆にお金がない状態と健康との関連は
- 口にするものを選べない
- 寒さを凌ぐような家がない
- 適切な医療が受けられない
など身体的健康を害するようになってしまいます。
これにより精神的健康にも影響が出てきます。
社会的健康は生理的欲求・安全的欲求の上に成り立っています。
つまり社会的健康も得ることができないのです。
お金は全てではありませんが、お金は安心をもたらしてくれます。
「闇金ウシジマくん」(作者:真鍋昌平)にはこのような言葉があります。
金が全てじゃねえが、全てに金が必要だ。
お金で9割のことは解決できるってなんかの偉い先生が言ってた。本当にそうだと思う。
この言葉からもわかるようにお金は大抵のことは解決できます。
健康もお金で解決できることはたくさんあるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
健康はとても大事なものです。
あなたを作り上げる土台となる部分です。
健康を全て無視して資産形成したところで、土台が弱ければ作り上げた資産は崩れてしまいます。
健康は身体だけのことではなく、精神的、社会的にも病気がない状態のことをいいます。
身体的、精神的、社会的な要素はそれぞれ関係性を持っています。
みなさんはどうでしょうか。
まずは一つの要素に着目してみるのがいいでしょう。
身体的健康は改善できる部分も多いと思います。まずは行動してみましょう。
読んでいただきありがとうございました。