バリュー株の始まり?〜投資は株券を買うことではなくビジネスに投資する

 

 はじめに

みなさんは今日も資産形成できているでしょうか。

米国では先週から決算シーズンが本格化しています。

金融株は2021年軒並み市場予想を上回る決算を発表しました。

 

今回はゴールドマンサックスの決算から今後の展望や考え方についてみていきたいと思います。

 

読んでいただければさいわいです。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

ゴールドマンサックスについて

ゴールドマンサックスはアメリカ最も大きい金融株のひとつです。

直近の売上は12億6400万ドルで8%増という結果になりました。

これはアナリスト予想の12億800万ドルを上回りました。

EPSは10.81ドル、アナリスト予想は11.76ドルで失敗しました。

投資銀行部門は45%増えて38億ドルでした。

手数料収入としても大きく上昇しました。

アセットマネジメントの売上も25億ドルという予想に対して29億ドルという結果でした。

今回のEPSが失敗した理由としては

  • 四半期株価の変動が乏しくトレーディング部門の売り上げが7%減
  • 賃金上昇による利益圧迫

これらがあげられていました。

そのためにゴールドマンサックスの良い決算を出したにもかかわらず株価は急落しました。

賃金の上昇は金融株に限った話ではありません。

レストランや工場なども賃金を高くしても従業員が集まらないということが起きています。

これはコロナ株で子供の面倒をみるために家にいることを選んでいる人がいることにもよります。

これにより高い賃金でも人が集まっていないのです。

金融株でいえば、優秀な人材獲得が大切です。

それはライバル企業とも争う必要があり、費用が嵩むのです。

これによりEPSが低下し、これを受けて株価は7%も低下しました。

この低下がさらにゴールドマンサックスの低下をもたらすかもしれません。

 

 

 

ほんとに下がる?

ゴールマンサックスっていうのは2017年も2018年、2019年、2020年も成長を続けています。

さらに21年も成長が見込まれています。

常に前年よりもいい業績を出しています。

 

ゴールドマンサックスの支出が増えていると言われていますが、そんなことはありません。

株価が下がってこのような下落は続くかもしれませんが、業績は順調です。

アドバイザリー手数料も増えています。

高いお金を払ってゴールドマンサックスと契約するのは儲かるからです。

そんなゴールドマンサックスと縁を切ってロボアドバイザーを使うことにはならないでしょう。

下がった部分を見ることも必要ですが、ビジネスモデルや売上など会社の中身自体を評価することが大切です。

  • インフレ
  • 賃金上昇

コストは上昇するかもしれませんが成長が続いていくことが予想されるのです。

 

 

 

 

視点を変える

今は株価が下がったりしています。投資すべきか迷っている人もいるかと思います。

会社に投資することは会社のビジネスを考えることが大切なのです。

投資というのは株式を買っているのではなくビジネスを買っていることと理解することなのです。

ゴールドマンサックスは去年の利益の6倍弱を出しているのに株価が下がっています。

つまり割安になっているといえるのです。

この株価の下落によりこれ以上利益が出せないわけではありません

ゴールドマンサックスを使っている会社は今後も高額な使用料を払うと考えられます。

なぜならゴールドマンサックスが儲かるアドバイスができる会社であるからです。

 

素晴らしい業績を出している会社が割安に放置されていることをしっかりと判断しましょう。

株価が下がった原因が業績が悪くなっていなければ割安であるといえます。

市場の捉え方を変えることも必要です。

 

まとめ

ゴールドマンサックスの決算から今後の展望や考え方についてみてみました。

決算が良くても株価は下がることはあります。

 

全てよければ株価は当然上がるでしょう。

業績が予想より良く業績がよくても株価が下落することもあります。

しかし業績が悪く無いのに株価が下がっているものは割安になっているのです。

 

株式投資は株券を買うだけではなく、会社に投資していることを忘れないようにしましょう。

 

 
 
 
 
 

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