良い借金と悪い借金とは~いい借金は利益を生み出す

はじめに

みなさんは借金をしているでしょうか。

『借金は怖い』

漠然とそう思っている人も多いと思います。

借金は全て悪いわけではありません。

かといって、むやみにするものでもありません。

借金はどのようにするのがよいか考えてみましょう。

 

 
 



良い借金と悪い借金

まず借金とは読んで字のごとく、お金を借りることです。

お金は色々な場所から借りることができます。

  • 家族・知人
  • 銀行
  • カードローン
  • 消費者金融

それぞれに特徴があるかと思います。

 

家族・知人

お金を借りるとなると一番初めに言うところになるかと思います。

借金できる額が、その家族・知人の経済状況に依ることがあります。

『金の切れ目が縁の切れ目』という言葉があるように

返さないことで関係性が悪化するということもあります。

 

銀行

銀行はお金を借りる場所として知っている人も多いでしょう。

銀行がお金を貸すことは慈善事業ではありません。

銀行としては利益を上げるためにお金を貸します。

利益が生まれないと考えられるものにはお金を貸しません。

 

借金は原則として金利というものがあります。

借りた分より多く返す必要があるということです。

100万円借りたとしたら、102万円返すような形です。

銀行はそれにより利益をあげています。

 

カードローン・消費者金融

似たような事業形態であるのでまとめて説明します。

 

カードローン   消費者金融
銀行法 法律 貸金業法
上限14.5% 金利 上限18.0%
あり 保証会社 なし
申請の翌日以降 融資までの時間 即日融資可能
各種銀行 具体例 プロミス」「アコム」「アイフル

お金を借りるという点ではどちらも同じです。

消費者金融はキャッシングともいいます。

どちらも返済能力があるかどうかをみます。

返済能力があると判断されれば融資されます。

 

 

本題に入ります。

良い借金と悪い借金のことです。

 

良い借金とは

良い借金とは借金を元手に利益を出せる場合です。

  • 事業拡大で借金をする
  • 不動産投資で借金をする。

これらはいい借金と言えます。

 

借金とは金利があるので多く返す必要があります。

つまりあなたのポケットからお金を取っていく負債と言えます。

収入>支出とできる借金であるならこれはいい借金と言えます。

 

借金から不動産投資をした場合はどうでしょうか。

不動産投資では借金から利益を生み出すことができます。

例えば5000万円でアパートを購入したとします。

購入するのに5000万円を一括で購入することができる人はそう多くないと思います。

手元に2000万円ある場合は3000万円の借金をしたら購入することができます。

毎月300万円の利益を出せたとすると10か月で返済できます。

その後はどんどんプラスにしていくことができます。

その3000万円を返すほどの利回りを出せる場合はこの借金はいい借金と言えます。

事業拡大でも同様なことが言えます。

 

 

 

悪い借金とは

悪い借金とは何も生み出さない借金です。

  • お金が足りなくなって借金をする
  • 借金を返すために借金をする

などがあります。

 

借金とは先程も述べたように負債です。

あなたのポケットからお金を取っていきます。

そのため簡単に借金をしていいものではありません。

借金を返すために借金をすることは愚かな行為です。

5万円を借りた場合は6万円程度返すことになります。

この6万円を返すために借金をするとします。

2回目に借金をした6万円を返済するためには7万円が必要です。

最初よりも返済額が1万円多くなりました。

このように借金を借金で返す行為は雪だるま式に借金を増やしてしまいます。

 

借金をしたくないのにしてしまった場合があるかと思います。

そのような場合は大きなお金が急に必要になったなどでしょう。

そのようなときのために備えておくことが必要です。

借金をして充填するのではなく、自分で備えておきましょう。

 

 

 

一見よさそうに見える借金

みなさんは借金のように見せない借金と言われて何を思い浮かべるでしょうか。

 

それは『ローン』です。

  • 住宅ローン
  • カーローン

借金は嫌だと言いながらローンを組んでいる人は世の中にたくさんいます。

ローンも実は借金の一部であることを理解しましょう。

住宅も一括で払うことができる人は多くはないでしょう。

大抵の人はローンを組んで購入します。

ローンを組むということは借金を組むことと同じです。

借金ということは住宅価格より多くお金を払う必要があります。

 

また住宅でも車でも使用すると価値はどんどん下がっていきます。

価値が下がっていくのにお金は多く払う必要があります。

このことを理解したうえで契約するのはいいとは思います。

何も理解しないでするのはとても危険です。

 

 



投資での借金

不動産や事業での借金はいいとは言いました。

しかしそれは利益が見込めて回収の目途が立つ場合です。

何もなく借りることはしてはいけません。

 

今は株式市場がとても好調です。

借金をして投資をしようと考えている人がいるかもしれません。

それは危険な行動です。

投資というのはプロでも間違える競争の場です。

借金をしてまで市場に投資して返済の目途は立つでしょうか。

投資の世界に必ずというものはありません。

上がるから売るというのは博打と同じです。

戦略を持ったうえでなら、まだいいかもしれません。

長期投資なら大きく勝つことはないかもしれませんが、負けることはありません。

投資は退場した時点で負けになります。

借金によって資金がなくなって退場してしまえば勝つ可能性は下がります。

負けない可能性を増やしていきましょう。

 

FXや株式投資ではレバレッジというものを使うことができます。

これは自分が持っている資金以上の取引ができるというものです。

レバレッジはテコという意味です。

少ない資金で大きなお金を動かすことができます。

これにより大きな利益を狙うことができます。

 

レバレッジは魅力的に聞こえますが、リスクを十分に理解していないと危険な行為です。

使うこと自体は間違っていません。

使い方には注意が必要です。

自分の持っていないお金で取引をしています。

つまりはある種の借金とも言えます。

レバレッジをかければかけほど、小さい値動きで大きく変動します。

レバレッジは〇倍と表されます。

 

1倍の場合は1の変化は1の変化をもたらします。

25倍の場合は1の変化は25の変化をもたらします。

FXでみてみしょう。1ドル=110円のときにあなたは1万ドル(110万円)を保有しました。

レバレッジ1倍のときは110万円が必要です。

レバレッジ25倍の場合は4.4万円あれば110万円分保有できます。

 

翌日に1ドル=109円になっていたとします。

レバレッジ1倍の時は109万円になっています。

レバレッジ25倍の時は評価額は95万円になります。

手元の資金も3.8万円に減ってしまいます。

これだけ減ってしまうリスクがあります。

これを理解したうえでなら使用するのはいいでしょう。

むやみに使っていいものではありません。

注意して使うようにしましょう。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

借金とは必ずしも悪ではありません。

かといって借金が全てよいわけでもありません。

CMでも『ご利用は計画的に』と言っています。

まずは借金を正しく理解しましょう。

自分に本当なものか考えましょう。

借金はポケットからお金を取っていくものです。

なくせるならない方がいいです。

 

上手く付き合うことで利益を最大化してみましょう。

読んでいただきありがとうございました。

 

Follow me!

  • X

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA